2005-05-17

ActivePerl Windows版の使い方

プログラムメニュー

ActivePerlをインストールするとスタートメニューに[プログラム][ActiveState ActivePerl]が追加されます。

menu01.gif
[Documentation]ActivePerlドキュメントの表示
[OLE-Browser]Win32::OLEのためのType Libraryブラウザを開きます
[Perl Packge Manager]コマンドプロンプトでppmを実行します


[Documentation]

ActivePerlのインストールや設定方法、またはPerlに関するドキュメントを参照する場合はインストールフォルダ下のhtmlにあるindex.html(本編ではC:\usr\html\index.html )を開きます。Perlに関するドキュメントを参照するもう一つの方法は、コマンドプロンプトでperldocコマンドを使う事です。ActivePerlではppmで新しいモジュールを追加すると、HTMLドキュメント、perldocともに自動更新されます。perldocでドキュメントを見る場合は、例えば

perldoc ppm <Enter>
perldoc CGI <Enter>

とします。HTMLドキュメントはpodからpod2htmlコマンドを使って作られるのでperldocで表示される内容と同じです。

pod(Plain Old Document):
perl のドキュメントを記述するためのドキュメント形式で、Perlスクリプトの中に埋め込む事も、.podファイルとして保存する事もできます。perldocはpodを整形して読むためのコマンドです。

[OLE-Browser]

OLE-BrowserはWin32::OLEモジュールによる開発を支援するためのツールです。Win32::OLEはPerlにWindowsのOLEオートメーションへのインターフェースを提供し、PerlでWSH のような開発ができます。例えば、ExcelやWordをPerlで扱えるようになります。OLE-BrowserはWin32::OLEのためのType Libraryブラウザです。Win32::OLEは非常に興味深く、強力な機能ですが、本編では扱いません。

[Perl Packge Manager]

メニューから[Perl Packge Manager]を実行すると、コマンドプロンプトでppmコマンドが実行されます。PPMの使い方は次章「PPMの使い方」で説明します。

PPMはActivePerl専用のプログラムで、Perlシステムに新しいモジュールを追加するための大変便利なツールです。本編は、ローカル環境にPerlスクリプトのテスト環境を構築する事を目的としています。PPMはこの目的のためには必須のツールです。

Unix環境下ではPerlモジュールの更新にCPAN(Comprehensive Perl Archive Network)を使用します。CPANとはperlリソースの世界的なアーカイブで、perlコマンドからCPAN.pm モジュールを使って簡単にアクセスする事ができます。しかしCPANモジュールではmakeやtar、gzip、makeコマンド、場合によってはCコンパイラを使用しなければならないので、Windows環境下では簡単に(また無料で)実行環境を整える事ができません。従って、Windows環境下ではPPMを選択するのが一番良い方法と思われます。PPMではWindows用にビルドされたモジュールが用意されていて、インストールに失敗する可能性がCPANよりも少ないのも魅力の一つです。

しかし、何といってもCPANは(偉大で)最も多くのPerlモジュールが登録されています。目的のモジュールがPPMに無かったらCPANを探すのも良い方法かもしれません。CPANは以下にあります。

http://www.cpan.org/

Perl/CGIのためのApacheの設定

本編ではローカル環境にPerlスクリプトのテスト環境を構築しています。従ってApacheの設定は、公開用サーバなどの設定とはまったく異なります。設定の基本的な考え方は「特定のホストからしかアクセスできないが、アクセスできるホストには全てのアクセス制御オプションを与える」です。

ApacheでPerlをCGIとして使用する場合のhttpd.confを以下に示します。詳しくは「Apache2/5.httpd.confの編集」を参照して下さい。

ドキュメントルートのアクセス制御

<Directory "D:/WWWRoot">
  Options All
  AllowOverride All

  Order Allow,Deny
  Allow from localhost
  Allow from 192.168.1.0/24
</Directory>

Options Allでインデックス作成、シンボリックリンク、CGI/SSIの実行など全てのオプションを許可します。

CGIプログラムの拡張子

AddHandler cgi-script .cgi .pl

AddHandlerを使って、拡張子 (cgiとpl)をCGI スクリプトとして扱うために、ハンドラcgi-script にマッピングします。

CGIディレクトリ

# ScriptAlias /cgi-bin/ "C:/usr/Apache2/cgi-bin/"

# <Directory "C:/usr/Apache2/cgi-bin">
#   AllowOverride None
#   Options None
#   Order allow,deny
#   Allow from all
# </Directory>

本編では、全てのドキュメントディレクトリでCGIの実行を許可します。従って、CGI専用のディレクトリは必要なく、ScriptAliasの関するインストール時の初期設定を全てコメントアウトして無効にしています。

確認テスト

httpd.confの編集が終わったらApacheを再起動します。テストの為に簡単なPerlスクリプト(foo.cgi)を書き、ドキュメントルート(D:\WWWRoot)に保存します。

foo.cgi

#!/usr/bin/perl
print "\nHello, World.";

ブラウザで http://localhost/foo.cgi にアクセスして見ましょう。



最終更新のRSS Last-modified: Fri, 20 May 2005 17:28:34 JST (4568d)