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軽量プログラミングの文法 - JavaScript/Python

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js:basic:variable

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js:basic:variable [2021/10/11 13:14]
tanaka
js:basic:variable [2021/10/11 14:13] (現在)
tanaka [データ型]
行 63: 行 63:
   * Function --- 非データ構造である関数のための型   * Function --- 非データ構造である関数のための型
  
-本章ではこれらのデータ型のうち プリミティブ型について説明し、構造型については他の章に譲ることにします。 +本章ではこれらのデータ型のうち プリミティブ型について説明し、構造型については他の章に譲ることにします。詳しくはMDNの以下の項を参照してください。
- +
-詳しくはMDNの以下の項を参照してください。+
  
   * [[https://developer.mozilla.org/ja/docs/Web/JavaScript/Data_structures|JavaScript のデータ型とデータ構造]]   * [[https://developer.mozilla.org/ja/docs/Web/JavaScript/Data_structures|JavaScript のデータ型とデータ構造]]
行 247: 行 245:
  
 \\ \\
-==== 真偽値 Boolean ====+==== 論理型 Boolean ==== 
 + 
 +論理型は論理値を表す型です。論理値はまたはのいずれかのとなります。これは以下のリテラルで表現します。 
 + 
 +<code javascript> 
 +true  // 真 
 +false // 偽 
 +</code> 
 + 
 +例えば次の例を見て下さい 
 + 
 +<sxh javascript;title:Example> 
 +== 1; 
 +</sxh> 
 + 
 +この式は変数 a が 1 に等しいかどうかを調べ、そうである場合は true を、そうでない場合は false を真偽値として返します。 
 + 
 +論理値は if文や while文などの制御構造で使うのが一般的です。 
 + 
 +<sxh javascript;title:Example> 
 +if (a == 1) { 
 +    b = 1; 
 +} else { 
 +    b = 2; 
 +
 +</sxh> 
 + 
 +=== Truthy と Falsy === 
 + 
 +JavaScriptでは C/C++ や PHP などと同様に if文などの条件部分の中で真偽値以外にもそれに準じた値を指定することができます。このような真偽値そちて扱われるものを Truthy(真として扱われる)または Falsy (偽として扱われる)と呼びます。 
 + 
 +以下のものは Falsy として扱われます。 
 + 
 +|Falsy|| 
 +|論理値の偽|false| 
 +|数の0|0| 
 +|非数(NaN)|Nan| 
 +|空の文字列|<nowiki>''</nowiki>
 +|ヌル値|null| 
 +|未定義値|undefined| 
 + 
 +これ以外のものは全て Truthy として扱われます。 
 +|Truthy|| 
 +|論理値の真|true| 
 +|数の1|1| 
 +|文字列の1|'1'
 +|文字列の0|'0'
 +|空の配列|[]| 
 +|空のオブジェクト|{}| 
 + 
 +文字列の'0'や空の配列も Truthy な値なので注意して下さい。
  
 \\ \\
行 257: 行 305:
 ==== ヌル Null ==== ==== ヌル Null ====
  
-  * 空を表する+null値は値が無いことを表す特殊な値です。考え方としては、null値はNull型の唯一の値という解釈もできます。またオブジェクト型としてオブジェクトが存在しないという意味づけをすることも出来ます。
  
 +\\
  
 ==== 未定義 Undefined ==== ==== 未定義 Undefined ====
  
-  * が未保存 +JavaScriptでは、null以外に未定義(undefined値)という特殊な値もあます。undefinedは Undefined型唯一値です。
-  * 未定義のプロパティ +
-  * 戻り値のない関数参照+
  
-==== 配列 Array ====+値が代入されていない変数の値は undefined値になります。例えば以下のような場合です。
  
-本編JavaScript 変数のスコーを参照しください+  * 未定義の変数またはロパティ 
 +  * 値が代入されいない変数 
 +  * 値が返れてない関数から戻り値を受け取った場合 
 + 
 +<sxh javascript;title:Example> 
 +let undefined_value; 
 +let a = undefined_value;  // undefined値を受け取る 
 +</sxh>
  
 \\ \\
 +
  
 ==== オブジェクト Object ==== ==== オブジェクト Object ====
行 280: 行 335:
 ==== 関数 Function ==== ==== 関数 Function ====
  
-本編のJavaScript 数のスコープを参照してください。+本編の[[js:function:basic|「JavaScript 数の定義」]]を参照してください。
  
 \\ \\
  
js/basic/variable.1633925668.txt.gz · 最終更新: 2021/10/11 13:14 by tanaka