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mariadb:10.4:system-variables [2020/11/19 15:48] y2sunlight [MariaDB10.4 システム変数の参照と変更] |
mariadb:10.4:system-variables [2020/11/19 16:28] y2sunlight [文字セット関連のシステム変数] |
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- | ==== システム変数 version ==== | + | ===== システム変数 version |
システム変数versionを参照します。ブラウザからサンプルプログラム(sqlfile.php)を実行します。 | システム変数versionを参照します。ブラウザからサンプルプログラム(sqlfile.php)を実行します。 | ||
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- | 実行結果 | + | === 実行結果 |
[{{: | [{{: | ||
行 56: | 行 56: | ||
最初の構文(SHOW VARIABLES)はMySQL独自のもので、次の構文は(select @@)は他のデータベースとの互換性を保持する為にサポートされています。 | 最初の構文(SHOW VARIABLES)はMySQL独自のもので、次の構文は(select @@)は他のデータベースとの互換性を保持する為にサポートされています。 | ||
- | ==== システム変数 storage_engine ==== | + | |
+ | \\ | ||
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+ | ===== システム変数 storage_engine | ||
インストールしたMySQLに搭載されているデータベースエンジンを確認してみます。ブラウザからサンプルプログラム(sqlfile.php)を実行します。 | インストールしたMySQLに搭載されているデータベースエンジンを確認してみます。ブラウザからサンプルプログラム(sqlfile.php)を実行します。 | ||
行 68: | 行 71: | ||
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- | 実行結果 | + | === 実行結果 |
[{{: | [{{: | ||
行 87: | 行 90: | ||
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- | ここでは、データベースエンジンをデフォルトのInnoDBからAriaに変更します。AriaはMyISAMの耐障害性やキャッシュ機構などを改善した、モダンなデータベースエンジンで、もともとの名前は**Maria**だった。 | + | ここでは、データベースエンジンをデフォルトのInnoDBからAriaに変更します。AriaはMyISAMの耐障害性やキャッシュ機構などを改善した、モダンなデータベースエンジンで、もともとの名前は**Maria**でした!。 |
- | + | === 実行結果 | |
- | 実行結果 | + | |
[{{: | [{{: | ||
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この例では、セッション変数storage_engineをSET文でAriaに変更しています。実行結果を見ても分かるようにセッション変数の変更はグローバル変数には影響しません。SETまたはSHOW文で SESSION/ | この例では、セッション変数storage_engineをSET文でAriaに変更しています。実行結果を見ても分かるようにセッション変数の変更はグローバル変数には影響しません。SETまたはSHOW文で SESSION/ | ||
- | ==== 文字セット関連のシステム変数 ==== | + | \\ |
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+ | ===== 文字セット関連のシステム変数 | ||
文字セット関連のシステム変数を取得してみます。ブラウザからサンプルプログラム(sqlfile.php)を実行します。 | 文字セット関連のシステム変数を取得してみます。ブラウザからサンプルプログラム(sqlfile.php)を実行します。 | ||
行 111: | 行 115: | ||
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- | 実行結果 | + | === 実行結果 |
[{{: | [{{: | ||
行 127: | 行 131: | ||
また、上記実行結果では、クライアントとの接続に関係する3つのセッション変数(character_set_client, | また、上記実行結果では、クライアントとの接続に関係する3つのセッション変数(character_set_client, | ||
- | 漢字を使用するためには、上で説明したようにmy.iniを編集するか、セッションの初めに | + | 漢字を使用するためには、上で説明したようにmy.iniを編集するか、セッションの初めに |
+ | |||
+ | === クライアント文字セットをUTF8に設定する === | ||
- | クライアント文字セットをUTF8に設定する | ||
< | < | ||
set names utf8; | set names utf8; | ||
</ | </ | ||
- | 本サンプルプログラムでは、sオプションを使用することでデータベースセッションの初めに < | + | 本サンプルプログラムでは、sオプションを使用することでデータベースセッションの初めに |
< | < | ||
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- | データベースの文字セット | + | === データベースの文字セット |
データベースの文字セットはデータベースの作成時に決まります。この場合の暗黙の文字セットはサーバの文字セット(character_set_server)です。これを変更するにはCREATE DATABASE文で明示的に指定します: | データベースの文字セットはデータベースの作成時に決まります。この場合の暗黙の文字セットはサーバの文字セット(character_set_server)です。これを変更するにはCREATE DATABASE文で明示的に指定します: | ||
行 169: | 行 174: | ||
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- | 文字セットはサーバ、データベース、テーブル、カラムと順に引き継がれます。明示的の指定しない場合は、1つ前のレベルの文字セットが使用されます。 | + | 文字セットはサーバ、データベース、テーブル、カラムと順に引き継がれます。明示的に指定しない場合は、1つ前のレベルの文字セットが使用されます。 |
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