2005-05-20

Windows版のインストール

パッケージの入手

本編でインストールするパッケージは「PHP 5.0.4 Windows版」です。 PHPの本家(http://www.php.net/)内のダウンロードページ(http://www.php.net/downloads.php)にアクセスします。

download01.gif

「Windows Binaries」の中にダウンロードするパッケージがあります。

download02.gif

PHP本体のインストールパッケージは以下の2種類が有ります。

[PHP 5.0.4 zip package]SAPI(Server API)版とCGI版の両方が含まれるzipファイルです。
インストールは手動で行う必要があります。
[PHP 5.0.4 installer]CGI版のみが含まれるexeファイルです。
Windows用のインストーラがパッケージ化されたものです。

本編では、SAPI版とCGI版の両方でPHPを動かすのでzipファイルの方をダウンロードします。Apache2の場合は、SAPIにDSO(Dynamic Shared Object)を使ってApache2拡張モジュールとしてPHPを設置します。

[PHP 5.0.4 zip package]をクリックすると、ミラーサイトの選択画面が表示されます。沢山のミラーサイトがありますが、お好みに合わせて選んで下さい。ここでダウンロードしたファイルは

php-5.0.4-Win32.zip

です。

PHP5のインストール

PHP5のインストールは概ね以下の手順で行います。

(1) ダウンロードファイルの解凍
(2) PHPコアDLL(php5ts.dll)の設置
(3) PHP設定ファイル(php.ini)の設置
(4) Webサーバの設定
(5) php.iniの編集

ここでは上(1)〜(3)を行います。(4)は「Apache2の設定」を、(5)は「php.iniの編集」を参照して下さい。

ダウンロードファイルの解凍

まず、ダウンロードファイル(php-5.0.4-Win32.zip)を

C:\php5

に解凍します。以下に本編で使用する主要なファイル(またはフォルダ)を挙げます。

C:\php5\ext\       PHPの拡張モジュールフォルダ
C:\php5\php.ini-dist   PHP設定ファイルのプロトタイプ
C:\php5\php5ts.dll    PHPコアDLL
C:\php5\php.exe      CLI版(コマンドライン版)のPHP
C:\php5\php-cgi.exe    CGI版のPHP
C:\php5\php5apache2.dll  SAPI版のPHP(Apache2拡張モジュール)
C:\php5\libmysql.dll   MySQLクライアントライブラリ

PHPコアDLL(php5ts.dll)の設置

php5ts.dllはPHPのコアDLLで、CLI版/CGI版/Apache2拡張モジュールの全てが使用します。設置方法としては、

  • Windowsのシステムフォルダ(C:\windows\system32など)に設置
  • Apache2のインストールフォルダ(Apache2拡張モジュールの場合)に設置
  • 環境変数PATHの使用

などがあります。本編ではCLI版(php.exe)の使用やメンテナンス性を考慮して環境変数PATHにPHP5のインストールフォルダ(C:\php5)を追加します。環境変数の変更は、マイコンピュータを右クリックして[プロパティ]表示を行い、[詳細表示]タブの[環境変数]ボタンから行う事ができます(WindowsXPの場合)。

Path=C:\WINDOWS\system32;C:\WINDOWS; ・・・・・・;C:\php5

[注意]
PHP5のインストールフォルダ(C:\php5)中にはMySQLクライアントライブラリ(libmysql.dll)が含まれています。環境変数PATH中のC:\php5 以外のパスにも libmysql.dllが含まれている可能性があります。例えば、MySQLサーバのbinフォルダを環境変数PATHに追加している場合などです。

PHP設定ファイル(php.ini)の設置

PHP設定ファイルのプロトタイプが配布ファイルの中に2つ(php.ini-distとphp.ini-recommende)あります。php.ini-recommendeはphp.ini-distに比べ性能面やセキュリティ面などのチューニングが施されています。公開用サーバなどで実運用する場合は、php.ini-recommendeの使用が推奨されています。本編ではテスト用の環境を構築しているので、オリジナルのphp.ini-distの方を使います。使用の際は、どちらかのプロトタイプをphp.iniにコピーします。

PHP設定ファイル(php.ini)もphp5ts.dllと同様にCLI版/CGI版/Apache2拡張モジュールの全てが使用します。php.ini はWindowsディレクトリ(C:\windowsなど)に設置する事もできますが、本編では、

PHP5のインストールフォルダ(C:\php5)

に設置します。この場合、php.iniの設置場所をApache2拡張モジュールに知らせるには、httpd.confの中でPHPIniDirディレクティブを使います。CLI版とCGI版は自分自身の置かれているフォルダの中を探します。

インストールの確認とphpコマンド

これまでの操作でPHP5 Windows版がインストールできました。PHP5をWebサーバ(Apache2)を介して実行するには、httpd.confを編集する必要がありますが、CLI版のPHP5(phpコマンド)は動きます。

[プログラム][アクセサリ][コマンド プロンプト]を起動します。コマンドラインで、

php -v

としてPHPのバージョンを確認します。

C:\>php -v
PHP 5.0.4 (cli) (built: Mar 31 2005 02:45:48)
Copyright (c) 1997-2004 The PHP Group
Zend Engine v2.0.4-dev, Copyright (c) 1998-2004 Zend Technologies

簡単なPHPプログラムを作成してコマンドラインから実行して見ましょう。

D:\WWWRoot\php>type foo.php
<?="Hello, World.\n"?>

D:\WWWRoot\php>php foo.php
Hello, World.

phpコマンドの引数にスクリプトを渡す場合は、-rオプションを使います。Windows版のphpコマンドでは、スクリプトを二重引用符(")で囲む必要があります。

D:\WWWRoot\php>php -r "phpinfo();" | more
phpinfo()
PHP Version => 5.0.4

System => Windows NT ZEUS 5.1 build 2600
Build Date => Mar 31 2005 02:44:34
Configure Command => cscript /nologo configure.js "--enable-snapshot-build" "--with-gd=shared"
Server API => Command Line Interface
Virtual Directory Support => enabled
Configuration File (php.ini) Path => C:\php5\php.ini
PHP API => 20031224
PHP Extension => 20041030
Zend Extension => 220040412
Debug Build => no
Thread Safety => enabled
IPv6 Support => enabled
Registered PHP Streams => php, file, http, ftp, compress.zlib
Registered Stream Socket Transports => tcp, udp
-- More  --

この例ではPHPについての情報を出力する関数phpinfo()を呼び出しています。この出力の中にはphpコマンドが参照しているphp.iniの場所が含まれています:

Configuration File (php.ini) Path => C:\php5\php.ini


最終更新のRSS Last-modified: Sat, 21 May 2005 10:58:34 JST (3356d)